今しか書くときはないので書きます。もはや捨て置けぬ。
特に奥多摩にゆかりのある方や現地に詳しい方はご協力をお願いします。
僕の体験から時系列に沿って書きます。
まず、2009年～2010年のどこかの冬の晩、親友と夜中の宛てなきドライブをしていたところ奥多摩に辿り着きました。
奥多摩中心を抜け、裏手の工場、住宅地の狭い坂をようやく抜け、山道に入ろうという時、山道の奥を覗くその視界が、現実の暗がり以上に周りから暗くなるのを感じ、同時に「絶対ヤバい」という凄まじい気を友人と二人同時に感じました（感じたものはしょうがない）。
このまま行ったら本気でヤバいだろうとなり、その晩は一目散に元来た道を引き返して終わりました。
そしてそれから一年くらい経ったころ（ちょうど大震災の前のころだった気がします、自分がレベルズを始めて間もないころだったでしょうか）、そのころ、各都道府県警サイトにて身元不明のご遺体リスト（発見状況、写真付きの遺留品リスト、場合によっては歯型などの遺体情報）があることを知り、食い入るようになぜかリストを見ていました。
ほとんどのご遺体がホームレスとなった方々のようなのですが、よく見ていくと、凄惨に惨殺された揚句に身元不明として処理されている方たちが混じっていることを知りました。
そして辿り着いたのです、あの時感じたもの、ちょうど向かおうとしていたその先で、まったくほとんど情報のない遺体が、それもわずか一部のみが発見されていたのです。
（※心臓の弱い方はご注意ください）
事件についての警視庁のホームページ
この事件は未だに完全未解決の、闇に葬られようとしている事件のようなんですが（当時ですらほとんど話題にされていないのでは？奥多摩バラバラ殺人事件なんて記憶にありますか？）、被害者の方の執念が、忘れないでくれ、自分を見つけてくれ、殺した奴を絶対に許さないでくれ、と時間を飛び越えるくらいに叫んでいるようです（全身総毛立ちながら書いています）。
如何な事情があれ、ひとを殺めた揚句、切り刻み、川に投げ捨てたという凄惨極まる悪道は許してはいけないはずです。
まず、殺されたのは誰なのか。
そして犯人は誰なのか。
僕に出来るのはこの事件をひとに伝えることだけですが、被害者は確実に発見されることを望んでいます。
当時一緒にいた友人は知りたがらないので、少数の周りの知人にこの話をするに留めておりましたが、それではいけないと思い、また、ずっとずっと心の中でひっかかっていたことなので、今さらでもみなさんにお伝えします。
僕は普段、霊感もありませんし（それなのに二人同時に気がつく執念をご想像願います）、僕の話はみなさんの興味を導くためにあればそれでよいです。
ようは、この事件があったということを、みなさんに記憶していただいて、解決をしてほしいのです。
これほど遺体のごくわずかな情報しかない事件では、ハッキリ言って、遺体投げ捨て現場の目撃情報でもない限り解決は難しいと思います。
でも、ひょっとしたら、誰かが見ていたかもしれない。
その巡りを辿っていくと、この不幸な被害者の方に辿り着けるのかもしれない。
もし、よかったら、見ていただいたみなさんも、解決の糸口となるよう、この事件のことを広めてあげてください。
そして一緒に、この被害者の方の、そのあまりに可哀そうな報われない魂の安息を願ってあげてください。
この魂を鎮めることが出来るのは、たったひとつ。
被害者と犯人の割り出しです。
dead k
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2019/04/14追記
今でもたまにこのことを思い出して警視庁ページにアクセスしますが、特に進展はないように見えます。
時間が経った今では、本当にあの時留まった道の先に、この現場があったかどうか確信が持てなくなっています。ですが、この事件について知り、広めることに意義があるのだと思うようにしています。
世の中にはたくさんの未解決事件があります。事件が発生する状況など当然知る由もありませんが、いかな理由でも不幸に命を絶たれるような事件はあってはならないと思います。根本的な防止のためにも、より多くの人が事件について知り、少しでも多く解決に向かってほしいと願います。
